コミュニティガイドライン

行動指針 ‐ Qiitaの目指す世界

エンジニアにとって再利用性・汎用性の高い情報が集まる場をつくろう

Qiitaはエンジニアにとって再利用性・汎用性の高い他のユーザーにとっても役にたつ、学びのある情報が多く集まっている場であり続けたいと考えています。 Qiitaは記事を読むこと、記事を書くことを通して、読む側・書く側それぞれがお互いに関わり合いを持ち、情報をみんなで育てていくことで、今後同じようなことを学んだり、悩んだりするエンジニアが使う時間を減らし、エンジニアの成長や生産性をスピードアップさせることを目指します。

「あなた」と「誰か」がつながる場としていこう

あなたが記事を読んだり、書いたりすることは、その行為だけにとどまらず、記事を通して誰かとつながるきっかけとなります。同じ分野に関心を持っている方やスキルセットが似たような方と、Qiitaの記事を通してつながることができるかもしれません。「あなた」と「誰か」がつながることで、エンジニアとしての新しい発見や気付きを増やし、より多くの情報をQiitaで発信していきましょう。

エンジニアとしてのアイデンティティを確立し、表現していこう

Qiitaは月間570万人(2021年12月時点)を超えるユーザーが訪問しています。彼らに向けてあなたのノウハウを発信し評価されること、また読んで面白いと思った記事を評価することを通して、あなたがどんな強みや関心を持ったエンジニアなのか表現することをQiitaは支援します。Qiita上で発信や評価などの活動をすればするほど、あなたに合った記事が届き、ほかのエンジニアと繋がり、エンジニアとして成長していける場所を目指しています。

Qiitaでの「エンジニア」の定義

Qiitaでは、以下の定義に当てはまる人は全て「エンジニア」と呼ぶことにします

  • プログラミングの知識と経験を活用している人

このような定義にした背景をご説明します。 Qiitaは2011年9月11日のローンチからエンジニアに対してサービスを提供してきました。 この年月の流れの中で、「エンジニア」という職種が担う役割が日々広がってきていると感じています。 中には10年前には存在しなかったような技術を扱う仕事や、直接にはプログラミングをしなくてもエンジニアとして仕事をしている人もいます。 広がり続ける役割のなかで、エンジニアという不変の言葉を、「プログラミングの知識と経験を活用している人」という言葉で定義しました。Qiitaでは、仕事でプログラミングをしていなくても、プログラミングを通した物作りに関わっている人、今まさにプログラミングを学んでいる人全てをエンジニアとして扱っていこうと思います。

Qiitaを利用するにあたってのマナー

☝ Qiitaを利用する際には「HRT」を大切にしよう

HRTとは、書籍『Team Geek――Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか』で紹介されている「Humility(謙虚)」、「Respect(尊敬)」、「Trust(信頼)」を示す言葉です。書籍では“あらゆる人間関係の衝突は、謙虚・尊敬・信頼の欠如によるものだ”と述べられています。

Qiitaを利用する際には、このHRTを意識するよう心がけましょう。記事の内容に対する意見と著者本人への意見や批判を混同するのは良くありません。記事を書いた本人も記事を読む人も、そのことを心得てコミュニケーションしましょう。

記事に対するコメントや編集リクエストを送る場合、記事を書いた人に対する感謝と尊敬の思いを表現として含めることを意識しましょう。コメントや編集リクエストが記事についての批判として、書いた人には読み取れてしまうことがあるからです。

コメントや編集リクエストを受け取った場合、例え批判的と思われる内容でも「自分の記事が絶対に正しい」と早急に結論付けて、反発することはしないようにしましょう。コメントや編集リクエストを送った人は、批判などまったく意図していない可能性があるからです。自分の知見を広げてくれる仲間として信頼し、謙虚な態度で自分が有していなかった視点として取り入れられないか考えてみましょう。

☝ エンジニアにとって再利用性・汎用性の高い内容を投稿しよう

Qiitaは「エンジニアに関する知識を記録・共有するためのサービス」です。エンジニアが興味を持つものではなく、エンジニアに有益な情報をもたらす内容を投稿しましょう。 エンジニアに関する知識を記録・共有する目的とは異なる内容、主旨での記事投稿・コメント・編集リクエスト等(Contributionを増やすのみの目的での記事投稿などを指しますがこれに限りません)はやめて、このガイドラインの内容をよく理解し、Qiitaのユーザー全員にとって価値が高い情報を多く見つけられる場所にしていきましょう。 Qiitaへの要望や意見については記事としてではなく、Qiita Discussionsもしくはサポート窓口へ報告をお願いします。

なお、エンジニアに関係するかどうかは、コミュニティの意見を尊重して判断を行なっています。その判断は、技術進化や社会状況により変遷していくと思いますが、現時点のQiitaにはそぐわないと感じるものについては是非報告をお願いします。

記事や質問を投稿するにあたっては、「良い記事を書くためのガイドライン」、「良い質問を書くためのガイドライン」をご用意しています。誰かの役に立つ内容にするために、このガイドラインも参考にしてください。

☝ 読み手にとって適切な表現を心がけよう

タイトルや記事の内容、タグ付けなどにおいては、読み手にとって適切に伝わる表現を心がけましょう。不要な煽りは時に誤解や反発を招くことがあります。投稿前に間違いがないか、人を傷付けるような書き方をしていないかなど確認しましょう。例えばこんなタイトルをつけることはやめましょう

  • 煽る意味を含む表現を用いる
  • 特定の個人または団体を否定する
  • 建設的な議論に繋がらない目的または表現により、特定の技術を批判する

☝みんなが読んでも理解できる記事を書こう

Qiitaはエンジニアにとって再利用性・汎用性の高い情報が集まる場をつくる事を目指しています。 そのためにも、一般的な名詞や用語、表現を用いて、自分以外の人が読んでも理解できる記事を書くことを心がけましょう。例えば以下のような記事を書くことはやめましょう。

  • 自分だけがわかる用語などを用いて、用語に対する説明を行わない
  • 文章として成立していないメモや走り書きを投稿する

☝ 参考にした記事は参考文献として記載しよう

Qiitaで記事を書いた時、参考にした記事があったら参考文献として記載しましょう。Qiitaには、記事が参照されると通知が飛ぶ機能や、記事同士のつながりを作る機能があります。 記事投稿を通して、記事が役に立ったことを知らせるようにしましょう。

☝ AIが生成した内容は正確性を確かめよう

記事等の執筆に便利なAIツールを活用することそのものは禁止していませんが、AIが生成した内容は、そのまま投稿するのではなく、正しいかどうかを検証した上で投稿するようにしましょう。 Qiitaで提供しているAI機能を利用する場合も同様です。 正確ではない情報が投稿されることは、コミュニティにとって望ましいことではありません。内容に責任をもって投稿しましょう。

☝ 記事の価値はみんなで高めよう

読んでみて「この記事が役に立った!」と思ったら、いいねやコメントなどでぜひその気持を伝えてください。

記事の中に間違いや追記すべき内容などがあれば、非難するのではなくみんなで改善をしていきましょう。Qiitaには編集リクエストなどの、記事をみんなで改善しあえる機能が備わっています。この機能をQiita本来の目的に沿って活用し、みんなで1記事あたりの価値も、すべての記事を包括して見たときの価値も、どちらも高めていけるようにしましょう。

☝ 誹謗中傷や差別的表現を含む記事、犯罪行為の助長になる記事は禁止

著名人・一般の個人・団体・企業に関わらず、当人が傷つく表現をしながら特定の個人名を題材にするのはやめましょう。 Qiitaで技術的な内容を表現するときに、そうした方法で表現する必要は無いはずです。 あなたにとっては軽い気持ちでも、本人にとっては辛い体験となってしまうかもしれません。 また例え本人が知り得ない場であっても、誰であろうとバカにされたり、影で嫌なことを言われて気持ちよく思う人はいません。 あえて人を貶めるような行為は、例え技術力がどれだけ高くてもコミュニティとして賞賛できかねます。 Qiitaは、サービスを通してエンジニアを幸せにしたいと考えていますので、他人をそのように扱わない真摯なコミュニティを目指します。

☝ 個人情報の取り扱いは慎重に

安全なインターネットやサービスの利用という観点から、個人情報は慎重に扱いましょう。本人の許諾なく個人を特定できる情報を投稿するのはやめましょう。

☝ 著作権を侵害しない

他人の書いたソースコード、そのほか写真・イラスト・音楽などに関して、権利者の許諾なく複製して掲載する著作権の侵害はやめましょう。引用する場合は、配布元のライセンス規約に従い、適切な表記で掲載してください。具体的な対応方法はこちらをご確認ください。

☝ 肖像権やパブリシティ権を侵害しない

画像を使用する場合には、肖像権やパブリシティ権を侵害しないように気を付けて下さい。肖像権やパブリシティ権についての詳細はこちらをご確認ください。

☝ 宣伝や販売を主目的とした記事は投稿しない

エンジニアにとって有益な情報共有を目的としていない、宣伝や販売を主目的とした記事投稿は、別途利用規約で承諾されていない場合は行わないでください。なお自社や自作の技術的な解説等を主目的としている記事は、宣伝や販売には当たりません。

☝ Organizationとして振る舞う時も、コミュニティガイドラインに従おう

QiitaはOrganizationとしての記事投稿なども行うことができます。Organizationであればコミュニティにそぐわない行動をとっても良いわけではありません。Organization機能を使う際も、Qiitaのコミュニティガイドラインに従ってください。

☝Qiita表彰プログラムの受賞を目的として、ガイドラインにそぐわない活動でContributionやいいね数を増やさない

Qiita表彰プログラムの受賞を目的としてContributionやいいね数をガイドラインにそぐわない活動で増やすのはやめましょう。Qiita本来の目的に沿わない活動でContributionやいいね数を獲得する行為は、コミュニティとして賞賛できかねます。ガイドラインにそぐわないと運営が判断する行為が確認された場合は、表彰プログラムの基準を満たしていても表彰対象外とさせていただく可能性がございます。

例えば、以下のような行為が確認された場合は、Qiita表彰プログラムの表彰対象外させていただきます。

  • ユーザー表彰プログラム
    • 記事内容の改善を目的としていない編集リクエスト送信によるContributionの大規模な獲得が認められた場合
    • スパムアカウントによるいいね数の大規模な獲得が認められた場合
    • そのほか利用規約及びコミュニティガイドラインに違反する行為が認められた場合
  • Organization表彰プログラム
    • 恣意的なメンバーの追加操作によるいいね数の大規模な獲得が認められた場合
    • スパムアカウントによるいいね数の大規模な獲得が認められた場合
    • そのほか利用規約及びコミュニティガイドラインに違反する行為が認められた場合

☝ 「行動」や「コンテンツ」に対して思うことがあったら報告をしよう

「Qiitaの利用規約に反している」「Qiitaに書かれている記事としてそぐわないと感じる」などの、Qiitaに書かれていることが不適切だと感じる内容を見つけたら、通報機能で報告をお願いします。 特にコミュニティガイドラインに違反している場合の対応は、コミュニティの意見を大切な要素として参考にして判断を行なっています。今のQiitaにそぐわないと感じるものについては是非報告をお願いします。

「あなたやみんなが不快な体験をしないためのマナー」に違反した場合は、次項に記載するような対応を行わせていただきます。みんなでより良いコミュニティを作っていきましょう。

コミュニティガイドライン違反の記事に対する運営の方針について

運営として、コミュニティガイドラインに違反しているものに対しては、原則としてユーザーからの通報を元に当社で検討・判断をし、修正の依頼をする等の対応を行なっていきます。

運営は、違反していることをユーザーの皆様へお伝えして、気づきを与えることが役割だと考えています。 コミュニティガイドラインに違反していたからといって、即時の対応(明らかな利用規約違反は除く)は行わず、出来るだけユーザーの皆様に違反していることへの気づき、対応を促します。

繰り返しになりますが、Qiitaはエンジニアにとって再利用性・汎用性の高い他のユーザーにとっても役にたつ、学びのある情報が多く集まっている場であり続けたいと考えています。 コミュニティガイドラインに繰り返し違反するようなことがあった場合、Qiitaの目指す姿を実現するため、皆様の努力により築いてきたコミュニティを守るためにはより厳しい対応(アカウントでの行動を禁止したり、アカウントを凍結するような対応のことです)をせざるを得なくなります。

より良い体験はコミュニティ全体で作っていきましょう。


  • 2017年5月8日制定
  • 2017年6月16日改定
  • 2021年4月30日改定
  • 2022年8月25日改定
  • 2022年12月1日改定
  • 2023年3月8日改定
  • 2023年3月31日改定
  • 2023年11月20日改定

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